前回のお話はこちら。
わが家にやってきたゴローさん(6歳オス)は、ただいま生活スタイルを変えるためにいろいろ練習中です。
この記事はその過程を記録しているものです。
決して、これまで繫殖犬として過ごしてきた彼の人生や、ブリーディングを否定するものではありません。
犬舎では愛情を持って育てられ、それを証拠にとても人が大好きでいい子です。
私たちも多頭飼い初心者で未熟ですが、でこぽんとゴローさんを一生懸命サポートしていきたいと思います。
お迎えして1週間が経過した。
ぽんちゃんはというと、相変わらず小姑のようにゴローさんを監視し、小言を挟んでいる。
こんなことがあった。
昼食にカレーをチンしてごはんに盛ってテーブルにつくと、すかさずゴローさんが隣に立ちじーっと凝視。
アンタのじゃないのよ!
そう吠えて鼻でつついて、すかさずゴローさんに注意するぽんちゃん。
そうだね。賢いね。
でもちょっと言い方キツイよね。
ゴローさん見てただけなんだけどね。
厳しいね。
そんな2匹の関係性はどうなるんだろうか…。
ゴローさんの新生活、2週目突入です!
こらえ時の2週目突入!オトナから始める社会化トレーニング
張り裂けそうな想いをこらえて。
さて、やってきました。
以前、GWでキャンプをしたピースフルハート。
普段はドッグランで利用させてもらっているのが、今回は目的が違う。
ゴローさんのお散歩トレーニングのためだ。
やってきた私たちを見て、トレーナーさんはすぐに異変に気がついた。
「あれ……?増えてる……?」
カクカクシカジカ。
「確かに顔が似てるもんなぁ。お前、そうかー父ちゃんか」
おまんじゅう顔を揉み揉みされるゴローさん。
「それで今日は?」
くまちゃんがゴローさんのお散歩事情を話す。
リードをつけてお散歩したことがほぼないこと。
リードをつけるとほぼ歩けないこと。
怖がりなこと。
ゴローさんはそのへんをウロウロ歩き回っている。
「歩みがちょっと力なくってスカスカしてますね。でも大丈夫。しっかり脚でグリップして歩いていくと体格はかわります。毛艶も顔つきも全部変わっていけますよ」
そうだ。大丈夫。
だってこんなになつっこくていい子やもん。
で、とトレーナーさんは続ける。
「でこぽんは、散歩するとき位置決めはしてますか?」
してません。縦横無尽です。
「決めましょうか」
マジか。そっからかよ!
いやーサイドウォークなんてカッコいいけど、うちはいっかなー-なんて思ってたよね。笑
ごめんなさい。今まで自由に歩かせてました。
甘やかしてました。すみません。
ってことで、ぽんちゃんも急遽トレーニング開始。
普段から右側を歩くのが多いので、場所は右で。
逸れたらリードでノックを入れて合図する方式でやっていく。
そしてゴローさんはというと。
ひとまずサイドウォークなんてまだまだなので、とりあえず歩きましょうと。
「そのまま(リードを)引いてください」
えっ。
でも、と思わず私は言う。
動かないんです。
ブリーダーさんはサラッと答えた。
「はい、動きません。でも歩くようになります。ペースは犬に合わせないで下さい」
そういってゴローさんのリードを引く。
ゴローさん、当然抵抗する。
前脚でリードを押さえつけるようにし、そのまま引きずられていく。
湿っぽい土の上をリードが繋がったまま転がりまわり、トレーナーさんに引かれていく。
ゴロン、ゴロン。
たぶん、なんにも知らない人が見たら「ひどい!虐待!」と言うに違いない。
ゴローさんは鳴かない、唸らない。そして立ち止まらない。
でも表情はびっくりしすぎて強張っていた。
胸が、苦しい、と言うには優しすぎる。
もういいです、と喉まで出かかった。
怖がってるやんか。声も出ないくらいに。
目をあんなにも見開いて。
じゃあ、とそのリードを手渡されたときは足が震えた。
怖くてかわいそうでこんなことできない、と思った。
ミゾオチあたりがヒュッとなる。
でも―やらねばならない。
おやつで釣って名前を呼ぶと、確かに歩いてくれるけど、急発進したり後ろに飛びのいたり。
とてもじゃないけど安全に散歩できない状態だから。
いくよ、ゴローちゃん。
そう言ってトレーナーさんに言われたとおりにリードを引く。
後ろでジタバタしている振動が、リードから伝わってくる。
こわくて後ろを見れない。
下を向いてズンズン歩いていく。
あのですね、声はかけてあげてくださいね。
犬にとっては嫌なことをしています。
でも、嫌なことをさもしていないように振舞って、優しい声で話しかけてあげてください。
飼い主さんが不安になっていると、犬もそれを察知して不安になります。
嫌なことじゃないっていうのがわかるように声は掛けましょう。
そう言われてようやく後ろを向いて声を掛ける。
でも変わらずリードは引いて前進していく。
ゴーロちゃん。大丈夫大丈夫。
頑張って歩こうね。大丈夫だよ。
ゴロちゃんおいでー。そうそうそうじょうずだねー。
…
ふとリードが軽くなったのは、そのあとすぐのことだ。
ゴローさんは、ハァハァ言いながらもリードがたるんだ状態でついてきている。
「かわってきたかわってきた!」
うしろのほうでトレーナーさんの声がする。
前方ではサイドウォークを頑張っているぽんちゃんがいる。
なんべんもすぐ脇にいるゴローさんに声をかける。
ゴローさんはこっちは見ないけど、しっぽはきちんとあがっている。
フィールドを4週ほどして一旦止まったが、ゴローさんは2週目から普通に歩いていたと思う。
立ち止まってひたすらこねくりまわしてゴローさんとぽんちゃんを褒めた。
ごめんねって言いたけど、それを言っちゃうとダメだから「頑張ったね」「大変だったね」と声を掛ける。
そのあと道路へ出て、歩道を歩いてみた。
ゴローさんはここ数日固まっていたのがまるで嘘のように、普通にサクサク歩いていた。
ぽんちゃんは度々軌道修正が必要な状態だけど、前にみたいに必要以上にクン活したり立ち止まることがなくなった。
変な緊張で汗だくになって戻ると、トレーナーさんが言った。
今は慣れないし、ルールもわかんないから「ムチ」が多いと思います。
でもしっかり「アメ」で褒めて声を掛けてあげる。そしたらそのうち楽しくなって「アメ」が増えてくるはずです。
女性は褒めるのは上手ですから、男性のように低い声で「ダメ!」って言えるように。
男性は逆に優しい声でしっかり褒めてあげられるように練習しましょう。
苦手やなぁ。
くまちゃんがでっかいひとりごとを言う。
でっかいな、ほんとに。
まあな。
高い声とかで褒めるのちょっと不得意な人種やもんな、私ら。
でもそれは私たちの課題だな。
「ゴローさんを引きずりまわすのはちょっとよそ様の目が…」
心配性の私は思わずこぼした。
「トレーニング中なんです、って言ってみてください。案外ほかの飼い主さんたちは助けてくれるようになりますよ」
そ、そうなのか…。
虐待!とか思われたらどうしようかと思ったけどな…。
「世界イチかわいんですよ、やっぱり愛犬は」
トレーナーさんは続ける。
世界イチかわいいんですけど、四つ足なんです。
そこはきちんとわかっておかなくてはいけません。
人である、犬であるということ。お互いが同じ住まいでうまくやっていくためには引いておくべき線がある。
「あの…最後はランで遊ばせてもいいですか」
「もちろん。きちんと発散はさせましょう」
ゴローさんはそんなことがあったあとでも、普通にトレーナーさんに近づいて撫でてもらっていた。
トレーニング方法はゴローさんにとって大丈夫なのかもしれない。
ロードトレーニングのあとはドッグランにて遊びました。
トレーニング預かり中の子や、トレーナーさんの子たちとふれあいタイム。
みんなぽんちゃんやゴローさんに興味津々で、クンクンしたり、「遊ぼう!」のポーズしたり。
みんなとってもおりこうさん。
ゴローさんはというと、
シッポ下がってました。汗
知らない子たちがいっぱいいるもんね。
でもそのあとはシッポもまた上がって、マーキングしたり、みんなのにおいを嗅いだりして過ごしたよ。
たとえ遊ばなくても、いろんな子と同じ空間にいて同じ時間を共有することにきっと意味はあるよね。
相変わらず人は好きだよね。
くまちゃんと林の中を走ってもみたよ。
草木の丈が大きいと不安になるらしく、1回迷子になってたけどね。笑
かわいすぎか。
ぽんちゃんはホースの水でトレーナーさんに遊んでもらってた。
しばらく遊んで本日のトレーニングは終了。
1週間はこの方法で頑張ってみてくださいとのことでした。
ゴローさん、トレーニングあとはいつもより表情がキリっとしていて私もくまちゃんも「変わったな」と思うほど。
写真撮っておけばよかったなぁ…。後悔。
この日はほんとうに2匹ともぐったりで、帰宅してごはんを食べるとすぐに爆睡。
頑張ったんだね。
明日からコツコツやるぞ。
まさかの結果。
「もしかしたら次にリードをつけるとき嫌がるかもしれません」
ゴローさんが地面を転がり回っている時、トレーナーさんにそう言われた。
そうだよなぁ、と思いつつ、夕方の散歩の時間になった。
私1人しか家にいなかったので、まずはぽんちゃんを連れ出して1匹ずつ散歩。
ぽんちゃん、おおよそできている。
かしこいな。
ただ、立ち止まったり逸れたりするので、まだまだ修正は必要だけど。
それでも右側歩行をキープし、サクサク歩いていく。
トレーナーさんのアドバイスを思い出す。
ダメなときはダメ、とハッキリ伝える。
でもそれ以外はたくさん声を掛けてほめてあげましょう。
いろんな言葉、覚えていきますから。
ぽんちゃーん、じょうずー。
ぽんちゃん頑張ってるねー。
今日は暑いねー。
ぽんちゃん頑張れー。
以上繰り返し。
語彙力のなさが疑われるな。
ぽんちゃんは真顔で黙々と歩いている。アイコンタクトはない。
と、その時、ぽんちゃんが草むらのさらに奥のほうにいこうとした。
ぽんちゃーん、そっちは行かないよー。
戻って来た。真顔で。
しばらく歩くと、いつものように放置糞に出くわした。
しかもかなりデッカイ。
私でもこんなデッカイのはせんぞ、と思っているとぽんちゃんがそれに近づこうとした。
ぽんちゃん、汚いよ!
真顔で避けた。そこになにもなかったかのように。
はたまた、右側キープしつつも帰路につくとやや早足になるぽんちゃん。
ぽーんちゃん、ゆっくりゆっくりー。
歩く速度を戻した。真顔で。
知らんうちに言葉覚えてた。
でもよくよく振り替えると…
そっちは行かないよ! 汚いよ!
ゆっくりね! ストップ!
小言ワードばっかり覚えさせている…泣
ごめんよ…ぽんちゃん…
もっと「おりこう!」とか「すごいね!」っていうホメ言葉を普段からよくかけておくべきだったと反省。
小言ワード以外はわりと無言だったもんな…。
こればっかりは飼い主が悪い…。そりゃお散歩楽しくないわ。
それに気が付いてからは、お散歩が終わるまでずっと話しかけていた。
そして、ようやく帰宅。続いてゴローさんの番である。
もしも…引っぱっていかないとなるとなかなかハードだし、やっぱり人の目は気になる…。
なので、くまちゃんが帰宅してから暗くなったのを見計らって、お散歩することにした。
ゴローさんは自分ひとりじゃ不安がるので、ぽんちゃんにも2回目のお散歩として付き合ってもらうことに。
さて、そうしてやってきたゴローさんの出番。昨日のことが思い出されて緊張してくる。
まず、リード。つけさせてくれるかな。
普通につけた。
よし、と自分に言ってんのかゴローさんに言ってんのかわかんないトーンで言葉にだす。ゴローさんを連れて外に出る。地面に降ろす―。
歩いた。普通に。
ゴローちゃああん!と思わず叫んで、おまんじゅう顔をむぎゅむぎゅする。
まんまるな目はキョトンとしていた。
そのあともせっせと歩くゴローさん。
ひらすら褒める。
そうだね、大丈夫だよ。上手だよ。
無事に排泄もできた。
でも、急なバイクや自動車はこわくてフリーズしたり、テンパって後ろ足立ちするからそういうときは注意。
大丈夫、大丈夫と声を掛ける。
前脚でリードをおさえる癖(僕行きたくないよ!)があるので、脚に絡んだリードをその都度ほどいてあげる。
するとまた歩き出す。
1.4kmほどを無事歩ききった。お散歩の全てを歩いたのは初めてかもしれない。
これからいろんなことを見て、経験して少しずつ慣れたらいいな。
この夜は犬も私たちもクッタクタになって寝ました。
トレーニング方法にはいろんな種類があり、今回はそのひとつの方法にすぎません。
子どもというもの。そして四つ足の友だち。
ゴローさんにとって「こども」は未知なる存在だ。
自宅にいても、外にいる子どもの声を聞くと遠吠えしがちである。
友達が3歳の子どもを連れて遊びにやってきてくれたのだが、ゴローさんはびっくりしてやはり遠吠えをしまくった。
背丈は自分と変わらないのに…なにかが違う!とでも思ったのだろうか?
でも遠吠えするだけで、それ以外は無反応。それもまたナゾ。
大丈夫だよーと言いながら、友達の子の横でおやつをあげてみる。
「怪しいな…」という目つきのまま、ひとまず遠吠えをやめてモグモグするゴローさん。
そのあともくまちゃんの職場の方と、そのご家族と会う機会があった。
犬が好きというお姉ちゃんと、犬がこわいという妹ちゃん。
ゴローさん、なぜか妹ちゃんばっかりに行く。笑
一緒にかけっこしたり、ひたすらナデナデしてもらってゆったり過ごした。
人間って犬好きのオトナばっかじゃないんだよ、ゴローさん。
いろんな人がいるからね。
みんな、柴犬と遊びたい!って会いに来てくれるけど、ゴローさんにもぽんちゃんにとってもいい刺激になっているはずだ。
最後は犬が苦手な妹ちゃんにも触ってもらってよかったね、ゴローさん。
ゴローさんがやってくる前の生活と変わりなく、週末はドッグランに遊びに行く。
ゴローさんはだんだん慣れてきて、みんなのことをスンスンするようになった。
ダイナマイトボディのジョシーバのまわりをしつこくグルグル歩きまわっていたのを私は見逃さなかったけどね。
でもやっぱり追いかけられるのは苦手らしく、うさ耳になってフリーズしたり、ムキッ歯することもあるから目が離せない。
そして、まだドッグランで寝そべるのは出来ないらしい。
ぽんちゃんは小さい頃から通っているので疲れたらすぐゴロゴロしているが、ゴローさんはどんなに疲れても4本足で立っている。
先日、仁王立ちしたままウトウトしているのを見て、かわいそうになったので帰宅したこともあった。
お散歩で歩けるようになってから、道中よく会うお散歩メンバーにも会えた。
みんなにゴローさんを紹介。
ゆめちゃん、ひなちゃん、なつきちゃん、どんぐりくん。ゴン先輩。
「そっくりだねー。お名前なんていうの?」
と、ぽんちゃんにみんな話しかけている。
ゴローさんとぽんちゃん、ソックリなので見分けるのは難しいようだ。
ゴローさん静かにお友達をスンスンして、あとはボーーとしていた。
何度か会ったらそのうち覚えてくれるかもしれない。ゴローさんも顔見知りが増えたらいいなぁ。
お散歩トレその後…お迎え13日目時点。
写真はない。撮る余裕がないからだ。
でもゴローさんはあれから立ち止まることなく、黙々と歩いてる。
ひぃひぃ言いながら抱っこ散歩していたのがもう懐かしい。
ゴローさんの伸びしろヤバい。
あとは、前脚でリードをおさえる発作をのちのち治せたらいいかなと思う。
たいてい、乗り物や人に驚いた時なんだけど。
まだ時間かかるし。お散歩はじめて2週間だし、いいよね。
そして、お散歩歴1年4か月のぽんちゃんはというと。
サイドウォークまだまだ練習中。
でもちょっと前に出すぎるくらいなので、9割方できていると思う。
ちなみに、ぽんちゃんはゴローさんのことをよく気遣ってくれている。
パニックになったら「おいおい、大丈夫かよー」と寄り添ってクンクンしてくれる。
優しくて、よく気がつく子。
いい子に育ったな。
まだ1人で2匹同時にお散歩するのは難しいので、1人の時は1匹ずつお散歩している。
ぽんちゃんがまず先に行くのだが、その間ひとりになるゴローさんは当然ケージへ。
「出せー」とキュンキュン、ワンワン鳴くのでめっちゃうるさいが、仕方がない。
「はい、行くよー」とぽんちゃんに言うと、ゴローさんのケージの前で立ち止まってこの顔である。
優しい…。
そうは言ってもフリーにして留守番なんてまだ難易度タカスギくんなんで、このまま散歩へ。
以前、ゴローさんが気になって散歩にならない、と記事に書いたけど今はそんなことなくなった。
帰り道は早足なるけど。笑
久しぶりに2人でお散歩ができたので、長めの5キロコースを歩いたらゴローさん無事完走できた。
どうしてもコンクリートが多いから、肉球でグリップしづらいのが気になるけど…。
帰宅したらしっかり寝てくれるし、よかったかな。
ていうか、2回も散歩すると、この時期も相まって飼い主は汗だくなりすぎて、インナーは絞れば汗がジャバジャバでるほど。
毎日洗濯するが、洗濯機はいつもいっぱいである。
ゴローさん、トイレ問題。
マナーベルトあるしであとまわしにしているトイレ問題。
ゴローさん我が家にきたときより、脚を上げる回数はうんと減って、朝と夕方の1回ずつに。
たぶんガマンしているんだろうけど、朝と夕方のお散歩行く前のワタワタしているタイミングでついしちゃうらしい。
今はすっかりマナーベルトに頼りきっている。
週末のトレーニングでトイレについてもアドバイスをもらった。
室内で脚を上げるならまだ室内トイレにチャレンジする余地もあるな、という判断でトイレ用ケージを購入。
いくらしたっけか。クレートサイズのケージなのに、ゴローさんのケージより高かった。
そんで2匹の関係性も落ち着いたので、ケージはまた近づけたレイアウトに戻し、コーナーにトイレを置いてみた。
トイレシーツを敷き、排尿済みのマナーベルトを置いておく。
んで、トイレしたそうにしているタイミング(起床時と留守番後)に誘導してみた。
しないんだよねぇ。
なんなら「ダセー」って言うし、ぽんちゃんが「トジコメラレテカワイソウ!」って横で訴えてくるし騒がしくってカオス。
入ってるだけで「きゃー-えらいわー-ゴローちゃんえらいわー-」って褒めたたえてみたら、その場で寝そべってくつろぎだすし。
2日間続けたけど、なんかダメだ。手ごたえがない。
排泄済みのマナーベルトすらクンクンしない。
数分いれるだけでも意味がある的なこと言われたけど、私個人的に寝そべりはじめたら絶対しない気がするんだよね。もっとねばったほうがいいの?
お散歩のスケジュール把握したら、マナーベルトにしなくなるんじゃって淡い期待してるんだけどどうかな?
ていうだけで、ただいまトイレ誘導サボり中…。
犬を飼うと、無駄な出費になることは多々ある。
これは犬飼いあるあるではないだろうか…。
お迎え約14日経過。2匹の関係性
先住犬でこぽんちゃん、と年上新人ゴローさんの2週目の関係性はというと、
ゴローさん、終日ぽんちゃんに噛まれている。
ゴローさんのほっぺがだいぶ伸びているときがあって、そういうときは「ぽんちゃんやりすぎ!」って注意してるけど…任しといていいものか。
甘噛みなのか、マウント行為なのか微妙なライン。
いや、ほぼマウントだな。背中にしょっちゅう前脚掛けてるし。
ほっぺあむー--は、よその子にしちゃいけないし…で悩ましい。
ゴローさんも時々「キャン」っていうもんね…ぽんちゃんはそういうとき「ハッ」としてやめるからそれでいいのだろうか。
そうしてお互い「やっていいこと」「わるいこと」の限度をコミュニケーションで学んでいくしかないのかな。
ワンシーンでみると「仲がいいのかな」って雰囲気だけど、ヒートアップして興奮するし、よだれまみれなるしでまだまだ心配。
ヒートアップしてきたら、とりあえずテンションマックスになる前に「はーい終了――」っていって引きはがすようにはしている。
それ以外は…
ぽんちゃんはゴローさんに遊んでほしくてワンプロしかけたり、ボールをもっていったりする。
寝ているとそばに寝そべるのも、いつもぽんちゃんから。
あとはオスワリとかいろんな家のルールを教えようとしてくれたり、心配してあげたり、とにかく面倒見がいい。
たまにあたりキツイけどな。
ゴローさんはというと、あんまりぽんちゃんには興味なさそうに見える。
でもリビングとかお散歩中にぽんちゃんの姿が見えないと急にソワソワしたり、
再会したらすぐぽんちゃんのオチリのニオイを嗅いで精神統一をしている。
そんで、ぽんちゃんのワンプロ相手してくれるし、ほっぺ噛まれてびよー--んって伸びてても怒らない。
ボールはとられそうになったらなぜか文句言うけど、自分の水とか飲まれても文句は言わない。
鹿の骨はお互いいない隙を狙って静かに奪いあいしている。
ヤキモチはやくらしく、私たちがぽんちゃんを撫でたり話し掛けていると、どこからともなくやってきてお尻でぽんちゃんを押しやって「ぼくもいるよ」とアピールしてくる。
先週より緊張感ややなくなったし、ゴローさんもケージ以外で昼寝するようになってきていい方向に向かっているのではと思う。
そんな関係性。
あとはお散歩のあとに、せまい浴室で2匹一緒に入って脚を洗ったり、ブラッシングできるようになった。
先週は脚洗いすら封印してたんだけど。
今は2匹いっぺんに連れて行って、ぽんちゃんからブラッシング、脚洗いと済ませられるように…。
あとはゴローさん、後追いがすごい。
それはもうパピー期のぽんちゃんを彷彿とさせるレベル。
飼い主変わったし、分離不安気味になるのも仕方ないか…と思いつつ、トイレとかコーヒーのおかわりすんのにもわざわざ昼寝中断するから、めっちゃ気遣う…。
たぶんそのうち和らぐだろうとは思うけど…。
これからの取り組み
そんな感じで順調に2週目を終えそう。
週末はまたトレーニングに行く予定なので、経過を追って記録していく。
あとはもうひとつ、重大な任務が控えておりまして…
8月、義実家3日間滞在。
義実家にはオス柴のゴンがいる。
ヒサシブリーーー
あと義理姉のミックス犬もも(オス)がいる。そんで、うちのお転婆娘。
とくにお転婆娘は、ゴンとももになぜかあたりが強い。アンタなんなん、一体。
紅一点が1番気が強い。
うまくいくでしょうか。
いやうまくいく気がしません。
大切な初盆なんだよね、お義父さんの。
だから帰らないわけにはいかないし、お迎えだけして帰るわけにもいかないし…。
ケージごと持っていこう、とかいろいろ作戦練ってるけど…どうだろうか。
ってことで、今週末に
義実家、半日ショートステイ決行。
と言う名の、対面式。
「俺、盆前に1回帰るけん」ってくまちゃんが言ってきたときには「私は家におるけん」と言い張ったが、「事前にゴンに1回合わせといたほうがいいと思う」という発言に、私は手のひらを返した。
帰るなら、土曜日な。
(月曜日は早朝から仕事なので)
1回ショートステイして作戦を練ろう。
第3週目の課題はそれになりそうだ。
不安しかない…。
ていうか、お義父さんの初盆というのがメインイベントなのに、脳内は完全に「ゴローさんとでこぽんをいかに静かに安全に、普段と違う環境で過ごさせるか」でいっぱいいっぱいだ。
お義父さん、ごめんなさい。
お葬式から帰って以来、TV横の写真にビール置かなくってごめんなさい。
あのビールはすぐにくまちゃんが飲んでました。私じゃありません。
このイベントを乗り切るために、私に元気玉を分けてくれ…。
余談
ゴローさん、オスワリの練習はじめました。
隣でぽんちゃんが何度も座りなおして「アタチはできるよ」アピールしてきてかわいい。