約3年前にデリカD5を購入して、なんならベッドキットも購入して津々浦々と柴犬との車中泊を楽しむ私たちが、キャンピングカーを欲しがるのにそう時間はかからなかった。
デリカはとってもお気に入りだった(いや、まだ乗ってるからね)のだが、あったかい飯を犬に食べさせたい(車中泊は主に冬季なので)とか、もっと荷物が載せられるようにしたいとか、非常時のシェルター替わりとして、長時間でも快適に過ごせるようにしておきたい…とか。
そんな欲まみれな考えが次々と浮かんでは消え―
ゴローが元気なうちにと彼の年齢を考え、なるべく早くということで購入に踏み切った。
買うタイミングを決めるにあたって
欲しいなら今すぐ買うべし。
めっちゃ独断と偏見で言ってるのは百も承知だが、私の考えはこの通りである。
仕事が落ち着いたら、と結婚を先延ばしにする男に結婚する気がないように、いつかいつかと言っているうちはそのいつかはやってこない。
そもそも車は高くなっていく一方である。
定年後に買うより現役時代に買ってしまうほうがいい。
ていうか、定年後に車中泊であちこち旅ができる体力が残っているのかとか、大病を患っていない保証はないのだから。
我が家はセカンドカーをもつほどお金と駐車スペースに余裕はないので、手持ちの車を売るタイミングも含めて考えて1年以内に購入することに決めた。
あとは柴犬のゴローが元気なうちにいろんなところへ一緒に行きたい思いも強くあり、なるべく早く買おうかという方針に落ち着いた。
ちなみに、新車でハイエースキャンピングカーを購入しようとすると納期は1年~2年かかることを念頭に入れておくといい。
購入までにやったこと
予算決め|ローンについて
キャンピングカーにおいて設備投資はキリがない。
なので、初期段階で予算をしっかり決めておくと、ビルダーさん選びやどこまで設備にお金を掛けるかの方針にブレが生じなくて済む。
またキャッシュで買うのか、ローンなのか(何年ローンなのか)、ローンを組むにしても審査を通してほうが確実であるといえる。
雑誌でハイエースの基本を知る
そもそも車に疎い私。
ネットで検索しても聞きなれない専門用語でよくわからなかったので、雑誌を購入しハイエースキャンピングカーの基本を拾うことにした。
この本は基本的なことはもちろん、50種のハイエースキャンピングカーが掲載されていてとても参考になるし、使用感をより具体的にイメージしやすくなるような、ハイエースユーザーの写真とInstagramアカウントの掲載ページがあるのは結構アツイところである。
キャンピングカーショーに通う
キャンピングカーを作っているビルダーさんはとにかくたくさんある。
ネットで検索しても、まずはじめはどこから見ていいのか、自分のスタイルにどれが合うのかはいまひとつわかりにくい。
そのため最初はキャンピングカーショーに行き、展示車を実際に見てみるとイメージがつきやすいくなる。
直接ビルダーさんの店舗に行くのもいいが、まだどういうタイプのハイエースを買うか決まってない場合は、まとまって展示しているキャンピングカーショーのほうが効率はいいだろう。
納期が1年以上はかかるとされるハイエースキャンピングカーでも、ここで在庫車に巡り合えたりもするので行くに越したことはない。
✔ハイエースのサイズ感(標準、ワイド、スーパーロング、ルーフの高さ)
✔設備をどの程度までそろえた車にするか
✔内装のレイアウト(どんなレイアウトが自分たちにとって過ごしやすいか)
✔だいたいの金額の確認
✔ビルダーさんや代理店の方と話してみる
もともと興味があって1年に1回はキャンピングカーショーに行くことはあったが、いざ購入が本格的になってくると購入までに3回はキャンピングカーショーに足を運んだ。
最後に行った、東京ビッグサイトで催されたキャンピングカーショーで申込を入れた。
YOUTUBEでユーザーの声やビルダー調べをするべし
ビルダーさんのチャンネルでは、ハイエースに搭載されている設備の詳しい解説やこだわりポイントを知ることができる。
そしてユーザーのリアルな声が聞けるのもまたYOUTUBEである。
車種(ナローサイズ、ワイドミドル、スーパーロング)ごとのユーザーの使用感をここで調べて、それぞれの善し悪しを把握すると良い。
もうひとつ、YOUTUBEのいいところは、コメント欄にもユーザーの様々な意見が寄せられる点である。
ここがこうだった、あぁだった、こうしたら乗りやすくなった、など多く寄せられるコメントは参考になるものばかりで調べる手間が幾分省かれるのはいい。
これはInstagramでも同様のことが言えて、ハッシュタグ(#)で「ハイエースキャンピングカー」などと入力すれば、多くの情報が得られる。
気になったビルダーさんの資料を取り寄せする
ビルダーさんのHPに行けばパンフレットをPDFでダウンロードできたり、資料の取り寄せができる。
そこで車体や標準装備の詳細や、オプションなどより細かい情報が得られるので、資料の取り寄せはぜひやっておきたいところ(我が家は5社程度は取り寄せした)。
事前に資料に目を通してからキャンピングカーショーに行くと、わからないこともその場でまとめて聞けるので効率はいい。
まとめ
以上がキャンピングカーを購入するまでにやった、おおまかな内容である。
近場にビルダーさんがあれば1番いいいのだろうが、わが家はそうもいかなかったので、とにかくYOUTUBEや資料をもとに熱心に調べていた(旦那が)。
キャンピングカーはお金を掛ければ掛けるほどキリがなくなってくるものではあるので、はじめから予算を決めておいてそこからビルダーさんを絞っていくのもいいのかもしれない。