柴犬とキャンプ|宮崎県|矢岳高原ベルトンオートキャンプ場でLOGOSのカーサイドタープでキャンプしたら大事になった

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黒柴親子と私たち◇ひとさし指と中指で織り成すブログ

さて、準備に準備を重ねて、いざキャンプ当日。

柴犬とキャンプ|素人だって柴犬と冬キャンプしてみたい!|はじめての冬キャンプ|準備編

天気予報は夜から雨。

でも夜は車中で寝るし、雨量3~5mmだしイケんじゃないかってことで結局やることにした。

―が、まさかの

ということになりまして。

でもそれはそれでいい経験になったので、書いていきたいと思います。

冬キャンプ|まさかの山籠もり訓練となった舞台

今回の場所↓

14:00 チェックイン

セントラルハウスの入口

14時からチェックインだけど、11時からでも別途料金でチェックインできるよー。

めっちゃおしゃれ。
受付

そのつもりなかったけど、ワクチン接種証見せたら割引にしてくれた。嬉

このセントラルハウスにシャワー室(¥200)とコインランドリー、トイレが2か所、ゴミ捨て場があった。

シャワーは前払いです。

シャワー
シャワー室前ロッカー
ゴミ捨て場

チェックイン済ませて、指定のキャンプサイトまで移動。

HPより画像を拝借。
今回はエルパソの上段でした。
サイトからの眺め。

あんま…てか思ったより景色開けてないんだな…ボソッ

こんなもんなんか?曇天だからか?

15:30 セッティング

まぁまぁそんなこと思いつつ設営していきますよん。

前回のキャンプで先にカーサイドタープをセッティングしちゃって、車中泊のセッティングが大変だったよねという学びがあるので、

柴犬多頭飼いブログ|かづさオートキャンプ場でLOGOSカーサイドタープでキャンプ|ゴローお誕生日旅行in長崎②

今回は先に車中泊のセッティングからちゃんとやります。

フルフラットからの
どーん

寒いだろうってことで、Nウォームと電気毛布を今回は追加。

そんでここが終わって、次は外の設営。

キャンプ用スリッポン。
ヘラジカがかわいい。

シバーズはソフトクレートで待機。

マダデスカ…
ゴローは寝てる。
ほんっとそういうとこすごいよね…

手際よくLOGOSのカーサイドタープを付けていきますよ。

もう3回目にもなるとスイスイ。

すぐできます。

もう見慣れたこの画角

そんなに底冷えしないだろうとたかを括って、グランドシート(ダイソーで調達)の上に、レジャーシート(こりゃまたダイソーで調達)を敷いただけという即席お座敷。笑

セッティングしてる間にリード用のペグを打って、そのへんをクン活していたシバーズはというと―

タスケテ…

なんかもうすでにリード絡まってるし。笑

↑この頃がちょっとずつ雲行きが怪しくなってきた。

くまちゃんが先にシャワーを浴びている間に、私はシバーズのごはんの準備をします。

ササミ。

洗えばいいんだけど、正直炊事場まで下りて行って洗うのメンドクサイので、さきに犬用のササミを焼いちゃいます。

炊事場。
ホフクゼンシン…

ちょっと火使ってる時にテーブルの下探検すんのやめてもらっていいですか。

ササミを食べさせているうちにくまちゃんが帰ってきて、私も交代でシャワーへ。

ダラダラ。

17:00 暴風襲来

「ちょっとヤバいかも」

シャワーから帰ってきて、私の顔を見るなり開口一番くまちゃんが言ってきた。

カーサイドタープの前に立ち尽くす彼は、顔がすっかり弱り果てている。

絶望感がハンパない。

「なに?」

「風が強すぎてタープがもたんかも」

ついに気づいたか、夫よ。

私は全く動揺しなかった。

どっちかというと、「バレたか」という意識のほうが強かった。

実はくまちゃんがシャワーに行っている間、シバーズのササミをせっせと焼いている時にもその片鱗はあったのだ。

とにかく風が強い、強すぎる。

このとき風速8mほど。

しかも小雨まで降り出した。

タープが風にあおられて、フックから何度もタープが外れるのだ。

くまちゃんがシャワーから帰ってくるまでに、何度調整したり付け直したかわからないほどだ。

車体に磁石つきフックをつけ、
そこにタープをひっかけているという
なんともシンプルな仕組み。

「車の向きをやっぱ変えよう」

とくまちゃん。

要は車を動かし、今タープを張っているところに車を停め直して、今と反対側にタープを張り直すというのだ。

「いや、そりゃ無理や」

私は即反対した。

時刻は17時。

曇天のせいもあってか辺りは薄暗くなってきている。

そんで小雨も降り出しており、数分立っているだけで髪はしっかり濡れるほど。

そんな天候の中、セッティングを撤収からやり直しまでしている時間も労力もない。

おまけに車中泊のセッティングまでしているもんだから、運転するにはそっから片づけないといけない。

どうせ夜は車中で寝るのだ。

このまま雨風をタープでしのいだほうがいいに決まっている。

―と説得すると、くまちゃんは腑に落ちない顔。

このまま暴風になってタープが飛んだり、ポール(骨組み)が折れてしまうのが心配らしかった。

繋がりにくいネットで予報を確認すると、これからが暴風のピークらしくどうやら夜にかけて雨と共に徐々に弱まることがわかった。

よし、もう寝るまでここでごはん食べて雨風をしのごう―

フックにあえてタープは掛けず、打ち込んだ4点のペグで支えてしまおう。

寝る頃には風も弱まってるから。

という結論に至り、ひとまず外に繋いでいたシバーズを車もとにペグを打ち直しタープ内へ。

タープはテントのようになっているので、吹き込んだ風がある程度逃げれるくらいの隙間を残し閉め切った。

そいうえばと、運転席の荷物をなにやら取りたくなったくまちゃん。

荷物を取ろうと運転席を開けようとしたその時―

ガンッ

「あっ」

「なに?ぶつけたん?」

「ぶつけた…忘れてたペグがあったの…」

いやたった1、2分前にそこにペグ打ったばっかやん…

こんな目立つペグをなんで一瞬で忘れた?笑

「気をつけようって、たった先思ってたんやけどな…」

「………。」

落ち込んでんやん。

幸い、ドアについた傷はたいしたことない。

「まぁシチューでも食べよ」

と冷凍がほどよく溶けてシャリシャリになったシチューを私は温める。

どうせこのデリカのローンが終わる頃には、旅行やらキャンプやらでガシガシ乗ってるんやし。

中古で売るつもりなんてサラサラないし、乗り潰すつもりやし。

傷のひとつくらい、思い出にしてしまえ←

シチュー持ってきてて正解だった。

あっためたシチューを黙々と食べる。

キッチンペーパーを枕にして寝ているゴロー。
飼い主をなぐさめているぽんちゃん。

このサーモスの皿はめちゃよかった。

平皿と器タイプの2種類しか買ってないけど、アッツアツを入れても持っても全然熱くないし、保温しっかりされる。控えめに言って最高。

シチューを食べながら、お酒を飲み―

シバーズはモフモフのラグの上でくっついて寝ていた。

ほかにキャンプをしている人たちはというと、

タープの下で雨の中BBQしている人もいれば、早々にテントの中で過ごしている人、キャンピングカーでゆっくりしている人など様々。

シチューのあとはコーヒーやらココアを飲んであったまった。

19:00 ひたすら暴風雨に耐える

ダラダラお酒を飲んで駄弁っているとあたりは真っ暗に。

LEDランタンを灯し、雨と風はピークを迎えた。

ガサガサウルサイ…

バタバタとタープがあおられる。

とにかく音がすごい。

風速5-8mなのに高原のせいか強く感じる。

ひたすらそれに耐える。

まるで極寒の冬山登山で遭難したみたいだ(イッテQの登山部の見すぎ。笑)。

荷物は基本濡れても大丈夫だけど、やっぱちょっとテンションさがるので、隅っこに置いているものにビニール袋をかぶせて雨に濡れないようにした。

そこまで雨が入り込まなくて助かった。

昼寝から目覚めたシバーズを抱っこしているとあったかい。

今回幸いにもそこまで寒くなかったのが救いだった。

ダウンと持ってきた屋外カイロで全然事足りるほど。

犬を抱っこするだけで十分あったかい。

ゴローは少し眠そうだ

なんかもう、キャンプっていうか山籠もり訓練みたいだな。

そんなことを言いながら〆のカップ麺をすすって(カップヌードルのBIGを半分こしたけど、麺食べすぎだなんだので小競り合いがあった)、

荷物をタープの中心部に寄せ濡れないように整理整頓し、車内へ避難。

21:00 車中泊

車に入るころには予報通り風は弱まってきていた。

遠くで「ケーン、ケーン」という鹿の鳴き声が聞こえてくる。

秋は鹿の繁殖期なのだ。

いつぞやもこの時期に山のふもとで車中泊をして、登山をしたことがあった。

その時もあたりは集団の鹿だらけで、ひと晩中鳴いて騒がしかったのを覚えている。

トイレへ行く道にも鹿のフンがあって、その量にビックリした。

草食だからか、臭くはなかった。

思い思いの場所でNウォームに沈むシバーズ。

スマホを見たいけど電波が全然通じなくて参った。

明日何時にシバーズを散歩させようかだけ決めて、疲れているせいもあってすぐに寝てしまった。

なんか今までの車中泊で1番よく眠れた気がする。

夜中、移動していたゴローがでこぽんを踏んづけたかなにかで、めっちゃでこぽんに怒られている瞬間だけ目が覚めた。

7:00 起床

目が覚めると、すっかり風は止んでいた。

夜中は結構雨がひどかったらしい。

地面は結構べちゃべちゃになっていた。

ゴローもでこぽんも、昨晩は結局クレートの中で寝ていたようだ。

私たちが目を覚ましたのに気がつくと、わらわらとクレートから出てきた。

まだ雨が少し降っていたので、しばらくゴロゴロする。

雨、止んだ?

8時前にはすっかり雨はあがって、シバーズを散歩させ、撤収作業の開始。

8:00 撤収

幸い、浸水は中心部まできてなかったので、荷物は濡れなかった。

タープを外し、まずは車中を片づける。

車中が片付いたら、荷物を車に詰め込んでいく。

夜中、トイレの行き来で使用していた傘はこの間に日干ししているとすぐに乾いた。

タープは乾ききれないので、帰宅して干すことに。

暴風雨に耐えたタープ。

草やら雨水の浸水やらで敷いていたグランドシートはすっかり汚れてしまったので、処分。

レジャーシートは綺麗に洗って、ビニール袋に一旦仕舞って、これもまた帰宅して干すことにした。

家族連れキャンプがほとんどだったこの日。

朝になると、もう面白くないのか疲れたのか「早く帰ろうよ」と子どもたちが言い出したり、

ぐずったり不貞腐れたりで、あちらこちらで叱られる声が聞こえてくる。

チェックアウトは10時でちょうどそれくらいにここを後にした。

まとめ

結果、雨と風に耐えるだけのキャンプになったけど、

やっぱりテント欲しいね、と再確認になったので(笑)、いい経験になりましたよ。

でこぽんは退屈そうでしたが、ゴローはずっと寝てばっかりでした。

たぶん、鹿児島のホテルステイのドッグランでだいぶ疲れていたんだと思う。

テントは色々吟味して購入予定。

来月、また冬キャンプにチャレンジしようと思う。

みなさんはレンタルとかうまいことやって、楽しい冬キャンプをぜひやってみてね!

次こそ晴れますように!

またね!